駅へ抜ける小路。路傍に一輪の曼珠沙華が咲いていた。 モノトーンの空に鮮烈な赤が融けて、そこだけが艶やかだった。 慌しい日々の中にも秋は巡ってきて、また一年の歳月が過ぎてゆく。 季節毎の思い出だけが、ときおり時空をゆがめて目の前をかすめてゆく。
ああ、そろそろ猫をワクチン接種に連れていかねば。